切り抜き動画、始めました

動画に関するあれこれを辛口(気味)にお話ししていきます

『ちむどんどん』から感じた豊かさの謎

今回はソース一切なしの単なる主観的なものです。

ま、ブログ本来の役割というかなんというか。雑記とでも捉えていただければいいかな~って思います。

『ちむどんどん』

は今期のNHK朝ドラですね。
色々と作りが雑というか、丁寧に脚本が編まれていないのか・・・
少々評判がよろしくないって部分も理解していますw
しかしながら、僕は好意的に見ているし、楽しんでいます。

悪い部分を語ってもおもしろくもなんともないので、良い部分で語っていきますね。

舞台は返還前の沖縄山原(やんばる)から始まります。やがて鶴見の沖縄のコミュニティへ移り、現在は昭和54年くらいかな。

この辺の時代って自分的には凄くおもしろくて、朝ドラのパターンだと物語の中盤を過ぎたら舞台は現代に来てしまうのですが、放送期間も残りひと月半の現在でもまだ昭和54年っていうのがなかなかに面白いです。

日本返還直前の沖縄というのも興味深かったし、鶴見の沖縄コミュニティも引き付けられました。

難しい話は苦手なので触れませんが、鶴見は近くに住んでいたこともあったので、当時から知っていたら行きたかったな~って思いましたよ。

あとちむどんどんは曲が素晴らしくいいですね!

主題歌の三浦大知さんが歌う『燦燦』は文句なしでよくて、週5で聞くから飽きてしまうことも多々ある朝ドラ主題歌なのに、日々聞くのが楽しみであったりします。ぐっときますよね、良い曲です。

上白石萌歌さんが弾き語りで歌う歌はどれも好きですし、なんといっても挿入歌の中では謎の歌がたまらなくよいです。謎の歌ってのは曲名ではなく、歌詞がなんていっているかわからない、曲名がわからないから謎の歌と勝手にいってるわけです。

調べてみるとエミ・エヴァンスという方が歌ってらっしゃるようです。

初めて聞いた時に感じたのはFF10クロノクロスのような海のようなイメージ、FF13のような異世界と未来の世界に広がる自然の雰囲気、ニライカナイといった特有の言葉・・・

これらは全て僕の勝手なイメージでしたが、ニーアオートマタの曲を歌ってらっしゃる方らしくて、なんとな~くイメージは当たっていたのかなって思いました。ニーアやったことないですがw

 

ざっくりとですがちむどんどんの好きな部分はこんな感じです。
もちろん、今作のヒロインの黒島結菜さんはとても魅力的って感じます。野生児っぽい雰囲気だったのに、大人になってメイクをするようになった(と思われる)ら、すげー美人さんなんですよね。

で、で、ですよ(ここから本題)。
今日放送された回で闇市時代の食事について触れられていました。
戦後闇市では創意工夫をして、限りある材料で寿司やカツレツを再現して、その食事を楽しんでいた・・・的な。ドラマでは好意的に味わっていましたが、もしかしたらある人は思い出したくない味・・・でもあるかもしれませんね。しかしながら、ドラマの中では思い出の味であり、楽しかった時の記憶という風になっていましたね。

僕的にはなんでも簡単に手に入ってしまう今では味わうことができない味なのかな~って感じで見ていました。

ある程度お金持ちならスマホでぽちぽちするだけで毎日家にいながら好きな食事をとれてしまう時代ですもんね。スーパーに行けばたいていの食材が手に入るし、ご飯を作るのめんどくさいな~ってなれば、コンビニ、ファーストフード、お弁当屋さんなどすぐに食べたい物が手にはいりますね。

僕的には少し前に母を亡くしているので、母のご飯が恋しく感じる日が多くあります。

しかし、戦後の何も無い時代に、求めて求めて求めまくっても食べられなかったものたまに代用品で食することができる、誰かに食べさせることができるっていうのとは根本的に違うって感じました。
本来ならおからで作ったお寿司なんて美味しいわけがないのですよ。でも、思い出と味が連結して泣くほど美味しく感じるのだろうって思うんです。

何でも揃う、何でも便利っていうのは人間が追及した1つの未来だと思います。

人間が人間らしく生きるというよりは、人間がより文化的に裕福に生きるを目指した形なのかと。だからそれを否定するってことは現代に生きる人間として、これまでの人間の生きてきたことを否定するに近いとも感じるので全てにNOとはとても言えないです。スマホなくなったら困るし、ネットフリックスが見れなくなったら絶望しそうですしねw

 

でも、本当にこのままでいいのかな?

 

ても感じるんです。
ちょっと偏見かもしれませんが、インスタ映えの影響か見た目ばかり良くて美味しくない食べ物飲み物。しかも高い。
SNSで見かける写真はどれも加工済み。本来の姿が見えてこない場合が多いです。なんなら風景写真ですら誇張された加工済み写真が目立ちますしね。

テレビがつまらなくなったっていうのも人間の貧しさ故かなって感じます。

「昔はよかった・・・」

そんな風にいうのは老害の始まりっては思いますが、昔はよかったって心底思います。

当時は当時で便利に生きていけたのですが、テレビ電話が夢のガジェットだったり、ちょっと東京に行くっていう感覚じゃなく、東京は遠い所だったり便利とは程遠かったんですよね。

ブログを書き始める時から漠然としたイメージしかなくて、書き終えようとしてる今でもイメージは漠然としたまま。

でも、生まれてすぐに便利なものに囲まれてて、何不自由なく生きられるってことの危うさと幸せさってのは、過去を簡単に老害のあれって感じで否定してしまうのとは違うな~って思うのです。

YouTubeにつくコメントなんかを見ていると、世界に向けてつながっているのに、自分の狭い世界しか見えていない人も多いように感じるんですよね。

 

うーん・・・

 

たまには結論を出さずにブログを締めるってのもありって今回は思いました。
ちむどんどんの闇市メニューに何かしらを感じたのですが、それが何かまとめられずに締めることをお許しください。

いつかこのテーマにある程度の結論を見つけて、また書きたいと思います。

ただただ感じるのは、ここまで便利で裕福なのに貧しいな~ってことかと思います。