切り抜き動画、始めました

動画に関するあれこれを辛口(気味)にお話ししていきます

パリピ孔明に物申す!

もうすぐ7月に入るので4月からのアニメが続々と最終回を迎えてますね!

今期はなんといっても『パリピ孔明』が一番のツボでした!!

 

youtu.be

そこでこちらの動画です!

岡田斗司夫さんもパリピ孔明がお気に入りで何度かゼミでも2ndチャンネルでもお話をされています。全てではないですがまとめたものがこの動画になります。
少々長い動画になってるので見なくてもこのブログである程度わかるように解説したいと思います。また、僕からの岡田さんへの反論的なものもあります。

 

 

岡田斗司夫さんもお気に入りのパリピ孔明

岡田さんはアニメ放送開始から間もなく有料放送部分でパリピ孔明がお気に入りだとお話されていました。パリピ孔明が面白い理由は以下になります

  • くだらないから良い
  • 無責任な世界観
  • 音楽のグルーブ感
  • ノリが良い

くだらないっていうのは悪い意味ではなく良い意味でだそうです。
五丈原で死んだ孔明が何故か若返って現代の渋谷に転生するっていうのはなんとも無責任だと僕も思います。

このアニメは声優さんが歌うのではなく、英子(声:本渡楓)と七海(声:山村響)の2人には歌唱声優がついています。英子は96猫が、七海はLezelがそれぞれ歌唱パートで出演されています。また、EDの『気分上々↑↑』はEIKO starring 96猫をメインとして、最初は孔明(声優:置鮎龍太郎)が参加し、劇中の展開で後にKABE太人(声優:千葉翔也)、七海が参加している。その他にも英子と七海(AZALEA)にそれぞれ劇中歌が多数あり、96猫とLezelが歌う他に、ラップバトルなどもあるのでストーリー進行以外にも楽しめる要素があります。

歌唱声優を採用しているアニメだと、『キャロル&チューズデイ』を思い出します。こちらのアニメはアーティストが多数登場しそれぞれに歌唱声優がいました。ストーリー展開での声と歌唱シーンで雰囲気ががらっと変わり、声優さんが歌うのとはまた違った雰囲気が出ていました。

パリピ孔明でのグルーブ感はOPとEDの曲のノリの良さだけではなく、歌唱声優によるものもあるのかもしれませんね。

また、岡田斗司夫さんはパリピ孔明の良さを以下の3つの要素で説明されています。

  • 中身がない
  • ノリが良い
  • フックがある

2つ先ほどと被っているのですが、再度書きました。

中身の無さはドラマティックではない・・・と僕は解釈しました。

ノリの良いアニメについては岡田さんは『おそ松さん」「ポプテピピック』の2つを上げられています。

そしてパリピ孔明を「不真面目に作った『さらざんまい』」とされていました。

また、中身がなくてノリが良いものとしてPerfumeの楽曲で解説されています。こちらは動画で見て頂くのが早いと思います。動画の中では3分50秒~5分20秒が該当部分になります。

フックは三国志ネタにあたるそうです。
孔明が有名な策略を荒唐無稽に使うあたりがフックなのかなと、僕は解釈しました。たしかに面白いです。

 

②つまらなくなったパリピ孔明

岡田さんが大絶賛していたパリピ孔明ですが、中盤を過ぎた辺りからつまらなくなったと言い始めました。

つまらなくなったのは、第7話~第10話にあたります。また、第1話もつまらないとしています。

第1話については置いといて、7話~10話のパリピ孔明に何が起きたのでしょうか。

7話から始まるのは英子のサマーソニア出場権をかけた10万いいね企画へ向けた試練が始まる回です。また、10万いいね企画において最大のライバルだと目されていたAZALEAの七海との出会いがあります。

自身の歌を成長させることに悩む英子、活動の悩みを持つ七海

この2人が路上ライブを通して意気投合し、友情を育みながらミュージシャン・アーティストとしての葛藤をしていき成長していくのです。
一方、KABE太人も自身の成長のために最大のライバルである赤兎馬カンフーとのバトルに勝利するために苦悩し自身のルーツに戻りながら成長していきます。

10話でそれぞれの試練を乗り越えて成長した姿を見せるわけですが・・・

岡田さん曰く、こんなのはどこにでもありがちな展開。

「中身」を作ろうとしちゃってつまらなくなっている

とのことです。

パリピ孔明がおもしろいアニメである理由から考えると、たしかに内面的な成長物語は不要となりますね。

アイドルソングなのにアーティストぶるなよ」

これは多分、放送時のコメントからとったものだと思われますが、つまらなくなった理由はこの一言に尽きるかもしれませんね。

 

③またおもしろくなったパリピ孔明

孔明の罠・・・
的に岡田さんはまたしてもパリピ孔明おもしれーってなったようです。

こちらは物語のネタバレに強く関わってくるので、アニメを見ることをオススメします。また解説も控えめにさせていただきます。

最終回前にあたる11話から大好きなパリピ孔明が戻ってきたと岡田さんは喜んでいました。

僕的に解釈すると、

  • 孔明の策略がでてくる
  • ドラマティックなシーンよりも歌唱シーンに関するあれこれが多い

この2点に尽きると思います。

孔明が変な事をする(策略をしかける)、ノリの良いシーンが続くことで内面的なものではなく、グルーブ感があり楽しいです。

 

④僕的には最初から最後までずっとおもしろかったパリピ孔明

1話と7話~10話、僕的にはおもしろかったです。

  • BBラウンジのオーナー
  • ありがち展開を望んでしまう
  • 英子が好き
  • 単純な自分の思考回路

これらが面白かった理由にあたります。

1話ですが、岡田さんは内容があるので面白くないとしてますが、僕的には孔明がBBラウンジで強面のオーナー小林に面接を受けるシーンでこのアニメにがっつりもってかれた感があります。

「何故、馬謖を街亭の守りにつかせた」

と、小林が言った所でこのアニメすげーおもしれーってなりました。泣いて馬謖を斬るという故事に由来する話なのですが、三国志に詳しくない僕でもわかり有名なエピソードですし、それだけで小林が孔明孔明と信じてバイトに採用してしまうってのいうのがおもしろかったです。

都合よく、ラウンジオーナーが三国志オタクだったってことですね。1話はこのシーンだけで大勝利って感じが僕はします。何気に渋谷でパリピにラウンジに連れていかれるシーンも好きですが。

岡田さんは7話~10話のよくアニメにあるありがちな展開で面白くないとしていますが、僕的にはありがちな展開がしっくりはまって楽しいっていうのがよくあります。あー、これこれ的な。該当の回はまさにそれにあたって、心地よい感じがしました。ただ、4話も使うほどかな?っては思いました。

英子ファンなんですよ、最早僕は。
かわいいし、素直だし、明るいし。なので英子が頑張ってる姿、歌ってる姿を見るだけで楽しいってのがありました。何気に歌もののアニメ・物語大好きなんですよね。

アニメなどを見てちょっと感動してしまうのが心地よいと感じます、僕的には。
少し泣けて感動できたのが良かったですよ、全話通して。3話だったかな。初の野外フェスでシャウトをきめるシーンなんか普通にぐっときましたよ。

 

最後に

このブログを始めた理由に切り抜き動画だけではなく、知識人・文化人とよばれる人達のお話を鵜呑みにしてしまいがちなことが危ういな~って自分自身が感じたことっていうのがあります。

わかりやすい例がこのパリピ孔明でした。

岡田さんがつまらないって言ってるからつまらないよな~ってなってしまうのはもったいないと思いませんか?僕的には上で解説した通り楽しめたし、人それぞれな部分っていうのは確実に存在するんですよね。

岡田さんがおっしゃっていることは主観的な感想と、分析的・客観的な評価・分析にあたります。

でも、楽しいって感じたらそれはそれで良いのではないでしょうか。

僕は楽しかったですが、中にはなんとな~く最近のパリピ孔明が退屈だって感じてた方もたくさんいらっしゃったと思います。そういう方達にとっては岡田さんによる解説は、なんとな~くな部分をしっかりと言語化したと思います。僕のようにおもしろいって感じた人にとっては、面白くなくなったとした理由などを通して、パリピ孔明が面白い理由も見つけられるし、客観的な見方もできると思われます。

評論・評価・批評、色々ありますが、客観視する、言語化する、他の視点から見る、過去から現在までのその事象に関する歴史や理論に基づいて見る・・・等々、単純に作品を楽しむよりも一歩二歩深く入り込んでみるという楽しみもあると思います。

自分が面白いって思ったのに面白くないって言われると不快だったりするのもわかりますが、大前提として「自分が感じた事」っていうのがあってもいいと思います。そして、岡田さんと同じように感じたとしても、さらに突き詰めて作品を解釈していってもいいわけです。なんなら岡田さんに物申す!!って自分の感想をぶつけてもいいし(確実に負けると思いますがw)

批評も楽しむものであるしね。

 

全てを鵜呑みにしちゃってしまうよりは自分の感覚も大事にしたいって思います。批評家魂をそれぞれに持っていてもいいのではないでしょうか。

 

※本格的な記事はこれが最初というのもあって、ちょっと長々と書いてしまいました。これからは短くわかりやすくを目指していきたいと思いますので、これに懲りずによろしくお願いいたします。